ハイフとオリジオの違いを徹底比較|仕組み・効果・選び方
「ハイフとオリジオ、名前は聞くけど何が違うの?」——たるみ治療を調べ始めると、必ず目にするこの2つの施術。どちらも「切らないリフトアップ」として人気ですが、実は使用するエネルギーもターゲットとする層も全く異なります。違いを正しく理解することが、自分に合った施術を選ぶ第一歩です。本記事では、メカニズム・効果・ダウンタイム・料金の4つの軸で、医師の視点からわかりやすく比較します。
ハイフとオリジオの基本的な違い
ハイフ(HIFU)の仕込み――超音波で深層にアプローチ
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound=高密度焦点式超音波)は、超音波エネルギーを一点に集束させ、皮膚の奥深くにあるSMAS層(表在性筋膜、深さ約4.5mm)に熱を届ける技術です。
焦点部分は65〜75℃に達し、微小な凝固点を「点」のパターンで形成します。この凝固点が収縮することで、筋膜ごと組織を引き上げる「リフトアップ」効果が得られます。Cav-1調節・p53活性低下を介した深層コラーゲン・エラスチンの増生も確認されています(PMC10527789)。
ポイントは「深い」「ピンポイント」「リフト」の3つです。
オリジオ(Oligio)の仕込み――高周波で広範囲を引き締め
オリジオはモノポーラRF(Radio Frequency=高周波、6.78MHz)を使用し、真皮の浅層から深層(1.5〜4.0mm)を広範囲に加熱します。
温度は40〜60℃とハイフより低めですが、「面」のパターンで均一に熱を加えるのが特長です。これにより線維芽細胞(コラーゲンを作り出す細胞)が直接刺激され、I型・III型コラーゲンの合成が促進されます。肌の引き締め・ハリ改善・毛穴縮小に優れます。
ポイントは「表層〜中層」「広範囲」「引き締め+肌質改善」の3つです。
※Oligio/Oligio KISSは日本のPMDA未承認機器です(米国FDA・韓国KFDA承認済み)。
効果の違いを比較表で確認
リフトアップ vs 引き締め――期待できる効果の方向性
| 項目 | ハイフ(HIFU) | オリジオ(Oligio) |
|---|---|---|
| エネルギー | 高密度焦点式超音波 | モノポーラRF(6.78MHz) |
| ターゲット層 | SMAS層(4.5mm) | 真皮(1.5〜4.0mm) |
| 温度 | 65〜75℃ | 40〜60℃ |
| 加熱パターン | 「点」で凝固点形成 | 「面」で均一加熱 |
| 主な効果 | リフトアップ(土台からの持ち上げ) | 引き締め+肌質改善 |
| 得意な悩み | フェイスラインの下垂、二重あご | 全体的なハリ低下、毛穴、小じわ |
大切なのは、どちらが「優れている」ではなく、目的が異なる施術だということです。フェイスラインの輪郭をシャープにしたいならハイフ、肌全体のハリとキメを整えたいならオリジオが得意分野です。
効果が出るまでの期間と持続時間
| 項目 | ハイフ | オリジオ |
|---|---|---|
| 効果のピーク | 2〜3ヶ月後 | 2〜3ヶ月後 |
| 持続期間 | 4〜6ヶ月 | 6〜12ヶ月 |
| 推奨メンテナンス | 3〜6ヶ月に1回 | 3〜6ヶ月に1回 |
どちらも施術直後から一定の引き締め効果は感じられますが、コラーゲンリモデリングが進む2〜3ヶ月後が効果のピークです。一般的にオリジオの方が持続期間が長い傾向にありますが、個人差があります。
ダウンタイム・痛み・施術時間の違い
ダウンタイムと副作用
| 項目 | ハイフ | オリジオ |
|---|---|---|
| ダウンタイム | 2〜3日(赤み・ほてり) | ほぼなし |
| 痛み | 施術中にやや強い痛みあり(部位による) | 温かさ〜軽い痛み |
| 当日メイク | 不可 | 可能な場合が多い |
| 内出血リスク | 稀にあり(1〜2週間) | ほぼなし |
ハイフの方がダウンタイム・痛みともにやや大きい傾向があります。これは、より高温でより深い層に作用するためです。ただし、出力やカートリッジの選択により調整が可能です。
オリジオはダウンタイムがほぼないため、「施術後すぐに日常に戻りたい」という方にも選びやすい施術です。
施術時間と通院回数の目安
施術時間はどちらも30〜60分程度で、通院頻度も3〜6ヶ月に1回と同等です。日常生活への影響が少ない点は共通しています。
料金の違い――相場とLedian Clinicの価格
東京都内の価格帯
| 施術 | 東京都内の相場(税込) |
|---|---|
| 医療HIFU(顔全体) | 30,000〜100,000円 |
| Oligio X(300shot) | 45,000〜96,800円 |
| Oligio KISS(Full Face) | 54,780〜95,000円 |
Ledian Clinicの料金
| 施術 | 内容 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| HIFU(ウルトラセルZi) | 200S | ¥22,000 |
| HIFU(ウルトラセルZi) | 1000S | ¥88,000 |
| Oligio KISS | 100SHOT(一部) | ¥30,800 |
| Oligio KISS | 300SHOT(両頬) | ¥71,500 |
| Oligio KISS | 600SHOT(全顔) | ¥121,000 |
Ledian Clinicでは、HIFUは200Sから、Oligio KISSは100SHOTから部分的にお試しいただけます。
※料金は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
まとめ――違いを理解して自分に合った施術を選ぼう
ハイフ・オリジオそれぞれが向いている人
| こんな悩み | おすすめ |
|---|---|
| フェイスラインの下垂・二重あご | ハイフ |
| 肌全体のハリ低下・毛穴の開き | オリジオ |
| ダウンタイムを最小限にしたい | オリジオ |
| 深層からしっかりリフトしたい | ハイフ |
| たるみ+肌質改善を両方叶えたい | 併用 |
併用という選択肢も
違いがあるからこそ、併用で相乗効果が得られます。深層のリフト(ハイフ)+表層の引き締め(オリジオ)により、立体的なリモデリング効果が期待できます。マレーシアの臨床研究では、併用群の96.4%がGAIS改善を示したと報告されています。
Ledian Clinicでは、ハイフとOligio KISSの両方を取り扱っています。自分にはどちらが合っているか、併用が必要かは、肌状態によって異なります。効果には個人差がありますので、まずはカウンセリングでご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ハイフとオリジオはどちらが痛いですか? 一般的にハイフの方がやや痛みを感じやすい傾向があります。ハイフは65〜75℃の高温を深層に届けるためです。ただし、部位や出力設定、個人の感受性によって差があります。
Q2. ハイフとオリジオは同じ機器ですか? 異なる技術・異なる機器です。ハイフは超音波、オリジオは高周波(RF)を使用します。なお、Oligio KISSはRFとHIFUの両方を1台に搭載したハイブリッド機器です。
Q3. 効果が長持ちするのはどちらですか? 一般にオリジオの方が持続期間が長い傾向があります(HIFU: 4〜6ヶ月、Oligio: 6〜12ヶ月)。ただし個人差が大きく、いずれも定期的なメンテナンスが推奨されます。
免責事項: 本記事の内容は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の治療を推奨するものではありません。効果には個人差があります。Oligio/Oligio KISSは日本のPMDA未承認機器です(米国FDA・韓国KFDA承認済み)。
参考文献:
- PMC10527789 - HIFU Increases Collagen and Elastin Fiber Synthesis via Caveolin-1 (2023)
- PMC10496459 - Efficacy of RF combined with single-dot ultrasound: split-face trial (2023)
- PMC10917599 - Safety and Efficacy of HIFU and MRF Combination Therapy (2024)
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