はじめに
ドラッグストアの美白コーナーでトランシーノとハイチオールのどちらを買うべきか迷った経験はありませんか?両者とも「飲むシミ対策」として人気ですが、実は主成分も適応症状も全く異なります。
この記事では、皮膚科診療の知見に基づき、トランシーノⅡとハイチオールCホワイティアの成分・効果・価格・副作用を徹底比較します。肝斑専用と一般的なシミ対策という明確な違いを理解し、あなたに合った製品を選びましょう。
美容内服の基礎知識については、『美容内服完全ガイド』もあわせてご覧ください。
トランシーノとハイチオールの基本情報
トランシーノⅡの特徴
トランシーノⅡは第一三共ヘルスケアが製造する肝斑専用の一般用医薬品です。主成分はトラネキサム酸750mg/日(1回3錠×2回)で、肝斑(頬骨周辺の左右対称の茶色いシミ)の改善を目的としています。
主な特徴
- 適応: 肝斑、シミ(ホルモンバランスの乱れによるもの)
- 主成分: トラネキサム酸750mg/日
- 服用回数: 1日2回(朝・夕食後)
- 推奨期間: 8週間継続
- 価格: 240錠(30日分)約5,800円
- 製造: 第一三共ヘルスケア
トラネキサム酸は1962年に岡本彰祐・岡本歌子により開発された日本発の医薬品で、肝斑への適用は2007年に一般用医薬品として承認されました。複数のランダム化比較試験(RCT)で有効性が確認されており、エビデンスレベルは高いのが特徴です。
ハイチオールCホワイティアの特徴
ハイチオールCホワイティアはエスエス製薬の一般的なシミ・そばかす用医薬品です。L-システイン240mg + ビタミンC500mgの組み合わせで、幅広い色素沈着に対応します。
主な特徴
- 適応: シミ・そばかす・倦怠感・日やけ・かぶれによる色素沈着
- 主成分: L-システイン240mg/日 + ビタミンC500mg/日
- 服用回数: 1日3回(毎食後)
- 推奨期間: 継続的服用
- 価格: 120錠(40日分)約4,000円
- 製造: エスエス製薬
ハイチオールは市販薬として長年の実績があり、L-システインとビタミンCの相乗効果による美白作用が特徴です。肝斑に特化したトランシーノと異なり、汎用性が高く、シミ全般だけでなく倦怠感の改善にも使用されています。
トランシーノとハイチオールのラインナップ
両ブランドには複数の製品があり、目的に応じて選べます。
トランシーノシリーズ
| 製品名 | 主成分 | 適応 | 1日あたり価格 |
|---|---|---|---|
| トランシーノⅡ | トラネキサム酸750mg | 肝斑専用 | 約193円 |
| ホワイトCクリア | L-システイン240mg + ビタミンC1000mg | 一般的なシミ・くすみ | 約87円 |
| ホワイトCプレミアム | ビタミンC 2000mg | ビタミンC集中補給 | 約150円 |
ハイチオールシリーズ
| 製品名 | 主成分 | 適応 | 1日あたり価格 |
|---|---|---|---|
| ハイチオールCホワイティア | L-システイン240mg + ビタミンC500mg | シミ・そばかす・倦怠感 | 約100円 |
| ハイチオールCプラス | L-システイン240mg + ビタミンC500mg + パントテン酸24mg | シミ・ニキビ | 約93円 |
| ハイチオールCプレミアム | L-システイン240mg + ビタミンC500mg + ビタミンB群 | 総合美白・疲労回復 | 約130円 |
肝斑が気になる方はトランシーノⅡ、一般的なシミやくすみ対策ならハイチオールCホワイティアまたはトランシーノホワイトCクリアを選ぶとよいでしょう。
成分比較【トラネキサム酸 vs L-システイン】
トランシーノⅡの主成分(トラネキサム酸750mg)
トラネキサム酸は抗プラスミン作用を持つ成分で、メラノサイト(メラニンを作る細胞)の活性化因子をブロックします。
作用メカニズム
- プラスミンの働きを阻害: プラスミンは炎症を促進し、メラノサイトを活性化する物質。トラネキサム酸はこれをブロック
- メラノサイト活性化因子の抑制: プロスタグランジンやその他の炎症性物質の産生を抑え、メラニン生成を根本から防ぐ
- 肝斑への特異的効果: 肝斑はホルモンバランスの乱れにより、プラスミン活性が高まることで発生。トラネキサム酸はこのメカニズムに直接作用
エビデンスの根拠
- 複数のRCT(ランダム化比較試験)で有効性確認済み
- 4%ハイドロキノン + トラネキサム酸250mg 1日2回併用群が、ハイドロキノン単独群より有意に効果的(二重盲検RCT)
- 一日500mg〜750mgで肝斑に対する有効性・安全性が実証
トラネキサム酸の詳細については、『トラネキサム酸の美白効果と副作用』をご覧ください。
ハイチオールCホワイティアの主成分(L-システイン240mg + ビタミンC500mg)
L-システインとビタミンCはメラニン生成の阻害とターンオーバー促進により美白効果を発揮します。
L-システインの作用メカニズム
- チロシナーゼ活性阻害: メラニン生成の初期段階で働く酵素「チロシナーゼ」の活性を抑制
- チロシナーゼ生成阻害: 酵素そのものの産生量を減らし、メラニン生成を根本から防ぐ
- ターンオーバー促進: 肌の新陳代謝を高め、既存のメラニンを含む古い角質を早く排出
ビタミンCの作用メカニズム
- メラニン還元作用: 既に生成された黒いメラニンを還元し、薄くする
- チロシナーゼ阻害: L-システインと同様に、メラニン生成初期段階を抑制
- 抗酸化作用: 活性酸素を除去し、肌の酸化ダメージを防ぐ
- コラーゲン生成促進: 肌のハリ・弾力を保つ
L-システイン + ビタミンCの相乗効果
L-システインとビタミンCは互いに働きを高め合います。ビタミンCがチロシナーゼを阻害し、L-システインがメラニン排出を促進することで、総合的な美白効果が期待できます。
エビデンスの根拠
- 市販薬(ハイチオールC、トランシーノホワイトC)での臨床データあり
- メカニズムは確立しているが、大規模RCTは限定的
- 1〜3ヶ月の継続で肌のトーンアップを実感する方が多い
成分の違いから見る適応の違い
| 項目 | トラネキサム酸(トランシーノⅡ) | L-システイン + ビタミンC(ハイチオールC) |
|---|---|---|
| 作用メカニズム | プラスミン阻害 → メラノサイト活性化因子抑制 | チロシナーゼ阻害 + ターンオーバー促進 + メラニン還元 |
| 適応 | 肝斑(左右対称のシミ) | 一般的なシミ・そばかす・色素沈着 |
| 特徴 | 肝斑に特化、根本原因に作用 | 汎用性が高い、既存メラニンの排出促進 |
| エビデンス | 複数のRCTで実証 | 市販薬臨床データあり |
| 効果発現 | 4〜8週間 | 1〜3ヶ月 |
結論: 肝斑にはトラネキサム酸が特化しており、エビデンスも豊富です。一般的なシミやそばかす、全体的なトーンアップにはL-システイン + ビタミンCが汎用的に使えます。
効果の違い【肝斑 vs シミ・そばかす】
トランシーノⅡが効果的な症状
肝斑(頬骨周辺の左右対称の茶色いシミ)
肝斑は以下の特徴があります。
- 左右対称: 頬骨周辺、額、上唇周囲に左右対称に出現
- 形状: 地図状、モヤッとした境界不明瞭なシミ
- 原因: ホルモンバランスの乱れ(妊娠・出産・ピル服用・更年期)、紫外線、摩擦刺激
- 発症年齢: 30〜50代の女性に多い
肝斑かどうかの見分け方は、鏡で顔を見て以下を確認してください。
- 頬骨の高い位置に左右対称にシミがあるか?
- シミの境界がモヤッとしている(明瞭な円形ではない)か?
- 30代以降に出現したか?
- 妊娠・出産・ピル服用・更年期と時期が重なるか?
上記に当てはまる場合、肝斑の可能性があります。ただし、確定診断は医師の診察が必要です。
ホルモンバランスの乱れによるシミ
肝斑以外でも、ホルモンバランスの乱れが原因のシミには、トラネキサム酸が効果的です。特に妊娠・出産後、ピル服用中、更年期に増えたシミは、プラスミン活性が高まっている可能性があります。
エビデンス
- トラネキサム酸750mg/日を8週間継続で肝斑の薄化を確認(市販トランシーノⅡの臨床試験)
- 4%ハイドロキノン外用との併用で、さらに効果的
ハイチオールCホワイティアが効果的な症状
老人性色素斑(一般的なシミ)
紫外線の蓄積により、30代以降に出現する円形のシミです。境界が明瞭で、頬・こめかみ・手の甲に多く見られます。
そばかす
遺伝的要因が強く、幼少期から鼻や頬に細かく散らばる茶色の斑点。紫外線で濃くなる傾向があります。
ニキビ跡の色素沈着
炎症後色素沈着(PIH)として、ニキビが治った後に茶色く残るシミ。L-システインのターンオーバー促進作用で、メラニンを早く排出します。
全体的なトーンアップ
顔全体のくすみ、肌の透明感不足に対し、ビタミンCの抗酸化作用とL-システインのメラニン排出促進で、トーンアップが期待できます。
エビデンス
- 市販のハイチオールCでの臨床データあり
- 1〜3ヶ月の継続で肌のトーンアップを実感する方が多い
- L-システイン + ビタミンCの相乗効果は理論的に確立
エビデンスレベルの違い
| 成分 | エビデンスの程度 | 根拠 |
|---|---|---|
| トラネキサム酸 | 複数のRCTで実証 | 複数のRCT、二重盲検試験あり、日本で医薬品承認 |
| L-システイン + ビタミンC | 市販薬での臨床データあり | 市販薬での臨床データあり、メカニズム確立、大規模RCTは限定的 |
トラネキサム酸は肝斑に対する豊富なエビデンスを持つ一方、L-システイン + ビタミンCは一般的なシミに対する汎用性が高く、長年の実績があります。
価格・コスト比較【2026年最新】
価格比較表
| 製品名 | 容量 | 価格(JPY) | 1日あたり | 主成分 |
|---|---|---|---|---|
| トランシーノⅡ | 240錠(30日分) | 約5,800円 | 約193円 | トラネキサム酸750mg |
| ハイチオールCホワイティア | 120錠(40日分) | 約4,000円 | 約100円 | L-システイン240mg + ビタミンC500mg |
| トランシーノホワイトCクリア | 180錠(30日分) | 約2,600円 | 約87円 | L-システイン240mg + ビタミンC1000mg |
| ハイチオールCプラス | 180錠(30日分) | 約2,800円 | 約93円 | L-システイン240mg + ビタミンC500mg + パントテン酸24mg |
1日あたりコスト計算
- トランシーノⅡ: 5,800円 ÷ 30日 = 約193円/日
- ハイチオールCホワイティア: 4,000円 ÷ 40日 = 約100円/日
- トランシーノホワイトCクリア: 2,600円 ÷ 30日 = 約87円/日
- ハイチオールCプラス: 2,800円 ÷ 30日 = 約93円/日
コストパフォーマンスの評価
結論: ハイチオールCホワイティアの方が1日あたりコストは安い(約100円 vs 約193円)。ただし、肝斑にはトランシーノⅡが効果的であり、症状に合った選択が重要です。
重要な視点
- 価格だけで選ばない: 肝斑にはトラネキサム酸が必要。価格だけで選ぶと効果が出にくい可能性があります
- 症状に合った選択: 肝斑ならトランシーノⅡ、一般的なシミならハイチオールCまたはトランシーノホワイトCクリア
- 継続可能性: 2〜3ヶ月の継続が必要なため、無理なく続けられる価格帯を選ぶことも大切です
処方薬との価格比較
美容皮膚科では、トラネキサム酸やビタミンCを高用量で処方してもらえます。
| 項目 | 処方薬(自費) | 市販薬 |
|---|---|---|
| トラネキサム酸(1ヶ月) | 2,000〜4,000円 | 5,800円(トランシーノⅡ) |
| シナール(ビタミンC、1ヶ月) | 1,500〜3,000円 | 2,600〜4,000円(市販品) |
| 美白内服セット(1ヶ月) | 5,000〜10,000円 | - |
| 初診料 | 3,000〜5,000円 | 不要 |
| 再診料 | 1,000〜2,000円 | 不要 |
処方薬のメリット
- 高用量(トラネキサム酸500mg〜750mg、ビタミンC1000mg〜2000mg)
- 医師の診断・経過観察あり
- トータルコストが安いこともある(特に継続する場合)
市販薬のメリット
- 通院不要で手軽
- 初診料・再診料がかからない
- ドラッグストアやオンラインで購入可能
推奨: 肝斑や重度のシミで確実に治療したい場合は、処方薬を検討しましょう。美容内服の基礎知識については、『美容内服完全ガイド』をご覧ください。
服用方法の違い
トランシーノⅡの服用方法
- 服用回数: 1日2回(朝・夕食後)
- 1回量: 3錠
- 推奨期間: 8週間継続
メリット
- 服用回数が少なく、忘れにくい
- 朝・夕食後のため、昼食時に飲み忘れる心配がない
ハイチオールCホワイティアの服用方法
- 服用回数: 1日3回(毎食後)
- 1回量: 1錠
- 推奨期間: 継続的服用
メリット
- 毎食後のため、習慣化しやすい
- 1回1錠のため飲みやすい
デメリット
- 昼食後に飲み忘れる可能性がある
副作用・注意点の違い
トランシーノⅡの副作用と禁忌
主な副作用
- 消化器症状: 食欲不振、悪心、嘔吐、胸やけ(0.5〜1%)
- 皮膚症状: かゆみ、発疹(稀)
重要な禁忌・注意
- 血栓症の既往がある方は使用できません: トラネキサム酸は止血剤として使用されることもあり、血栓が溶けるのを遅らせる作用があります
- 低用量ピル併用は慎重な判断が必要です:
- ピルは血栓症リスクをやや高める可能性があります(1万人あたり年間1〜5人 → 3〜9人に上昇)
- トラネキサム酸も血を固めやすくする作用があるため、併用で理論的にリスク増の可能性
- 大規模研究では明確に血栓増加のエビデンスは確認されていませんが、両方とも血を固めやすくするため慎重な判断が必要です
- 特に注意が必要な方: 喫煙者、40歳以上、血栓症の既往・家族歴、肥満
- 併用を検討する場合は、必ず医師に相談してください
- 妊娠中・授乳中: 医師の監督下で適切に使用すれば一般的には大きなリスクはありませんが、必ず相談してください
- 長期連続服用: 一部のクリニックでは2〜3ヶ月服用後に1〜2ヶ月休薬を推奨しています
副作用について包括的に知りたい方は、『美容内服の副作用と注意点まとめ』をご覧ください。
ハイチオールCホワイティアの副作用と禁忌
主な副作用
- 軽度の消化器症状: 胃部不快感(稀)
- L-システインの過剰摂取: 白髪増加の可能性(根拠は限定的)
禁忌・注意
- 特に重大な禁忌なし: ビタミンC、L-システインともに安全性が高い
- 妊娠中・授乳中: 過剰摂取は避け、医師相談推奨
結論: ハイチオールCホワイティアは安全性が高く、重大な禁忌がないため、幅広い方に使いやすい製品です。
選び方ガイド【症状別・目的別】
トランシーノⅡを選ぶべき方
以下に当てはまる方は、トランシーノⅡが適しています。
- 肝斑(頬骨周辺の左右対称のシミ)がある
- 妊娠・出産・ピル服用・更年期に増えたシミがある
- ホルモンバランスの乱れによるシミが気になる
- エビデンスに基づく治療を希望する
- 服用回数が少ない方が続けやすい(1日2回)
- コストよりも効果を優先したい
ハイチオールCホワイティアを選ぶべき方
以下に当てはまる方は、ハイチオールCホワイティアが適しています。
- 一般的なシミ・そばかすが気になる
- ニキビ跡の色素沈着を改善したい
- 全体的な肌のトーンアップを目指したい
- コストパフォーマンス重視(1日約100円)
- 倦怠感も気になる(ハイチオールは疲労回復効果もあり)
- 重大な禁忌がない安全な製品を選びたい
処方薬を検討すべき方
以下に当てはまる方は、美容皮膚科で処方薬を検討しましょう。
- 重度の肝斑がある
- 市販薬で効果が出なかった
- 医師の診断を受けたい
- 高用量のトラネキサム酸やビタミンCを希望する
- 外用薬(ハイドロキノン等)との併用を検討したい
トラネキサム酸の詳細については、『トラネキサム酸の美白効果と副作用』をご覧ください。
選び方フローチャート
以下のフローで、あなたに合った製品を選びましょう。
Q1: 頬骨周辺に左右対称のシミがありますか?
├─ YES → Q2: 妊娠・出産・ピル服用・更年期と時期が重なりますか?
│ ├─ YES → **トランシーノⅡ**を選ぶ
│ └─ NO → 皮膚科で肝斑か診断を受ける → **トランシーノⅡ** or 処方薬
│
└─ NO → Q3: 一般的なシミ・そばかす・ニキビ跡の色素沈着ですか?
├─ YES → **ハイチオールCホワイティア** or **トランシーノホワイトCクリア**を選ぶ
└─ NO → 全体的なトーンアップ希望?
├─ YES → **ハイチオールCホワイティア**を選ぶ
└─ NO → 皮膚科で相談
併用できる?トランシーノ + ハイチオール
併用のメリット・デメリット
メリット
- メカニズムが異なる: トラネキサム酸はプラスミン阻害、L-システインはチロシナーゼ阻害。作用点が異なるため、理論上は併用可能
- 総合的な美白効果: 肝斑 + 一般的なシミの両方に対応できる
デメリット
- コスト増: 月額約10,000円(トランシーノⅡ 5,800円 + ハイチオールC 4,000円)
- 過剰摂取のリスク: ビタミンCやその他の成分の重複に注意
- 服用錠数の増加: 1日5〜6錠になり、飲み忘れや胃への負担増
結論
併用は可能ですが、コストと服用錠数の増加がネックです。まずは単剤で2〜3ヶ月試し、効果が不十分な場合に併用を検討しましょう。併用する場合は医師または薬剤師に相談してください。
おすすめの組み合わせ
内服 + 外用の組み合わせ
肝斑や重度のシミには、内服だけでなく外用薬との併用が効果的です。
-
トランシーノⅡ + ハイドロキノン外用
- 肝斑に最も効果的な組み合わせ(RCTで実証済み)
- ハイドロキノンは皮膚科で処方(2〜4%濃度)
-
ハイチオールC + レチノール or ビタミンC誘導体外用
- 一般的なシミに対し、内服で全身から、外用で局所的にアプローチ
-
トランシーノⅡ + ビタミンCサプリ
- トランシーノⅡにはビタミンCが含まれていないため、別途補給すると相乗効果が期待できる
トランシーノホワイトCクリア・プレミアムとの違い
トランシーノシリーズには、肝斑専用のⅡだけでなく、一般的なシミ向けの製品もあります。
トランシーノⅡ vs ホワイトCクリア vs ホワイトCプレミアム
| 製品名 | 主成分 | 適応 | 価格/30日 | 1日あたり |
|---|---|---|---|---|
| トランシーノⅡ | トラネキサム酸750mg | 肝斑専用 | 約5,800円 | 約193円 |
| ホワイトCクリア | L-システイン240mg + ビタミンC1000mg | 一般的なシミ・くすみ | 約2,600円 | 約87円 |
| ホワイトCプレミアム | ビタミンC 2000mg + L-システイン240mg | ビタミンC集中補給 | 約4,500円 | 約150円 |
どのトランシーノを選ぶべきか
選び方ガイド
症状は?
├─ 肝斑(頬骨周辺の左右対称のシミ) → **トランシーノⅡ**
├─ 一般的なシミ・そばかす・くすみ → **ホワイトCクリア**
└─ ビタミンC重視・疲労回復も → **ホワイトCプレミアム**
重要: トランシーノⅡは肝斑専用です。一般的なシミには、ホワイトCクリアまたはハイチオールCホワイティアを選びましょう。
FAQ(よくある質問)
Q1: トランシーノとハイチオールの違いは?
A: トランシーノⅡは肝斑専用(トラネキサム酸750mg)、ハイチオールCは一般的なシミ・そばかす用(L-システイン240mg + ビタミンC500mg)です。主成分も作用メカニズムも異なります。
Q2: トランシーノとハイチオールはどっちが効く?
A: 症状によって異なります。
- 肝斑: トランシーノⅡ(複数のRCTで実証)
- 一般的なシミ・そばかす: ハイチオールC(市販薬での臨床データあり)
肝斑にはトラネキサム酸が特化しており、一般的なシミにはL-システイン + ビタミンCが汎用的です。
Q3: トランシーノとハイチオールは併用できる?
A: メカニズムが異なるため併用可能ですが、コスト増(月額約10,000円)と過剰摂取に注意が必要です。併用する場合は医師または薬剤師に相談してください。まずは単剤で2〜3ヶ月試すことを推奨します。
Q4: トランシーノとハイチオール、どっちが安い?
A: ハイチオールCホワイティアの方が安い(1日約100円 vs 約193円)。ただし、症状に合った選択が重要です。肝斑にはトランシーノⅡが必要であり、価格だけで選ぶと効果が出にくい可能性があります。
Q5: 処方薬と市販薬の違いは?
A:
- 処方薬: 高用量で医師の診断・経過観察あり、価格も安いことが多い(トラネキサム酸月額2,000〜4,000円、美白内服セット5,000〜10,000円)
- 市販薬: 通院不要で手軽、初診料・再診料がかからない
重度の肝斑や確実に治療したい場合は処方薬、手軽に始めたい場合は市販薬を検討しましょう。
まとめ
トランシーノⅡとハイチオールCホワイティアは、どちらも優れた美白内服薬ですが、適応症状が異なります。
選び方の結論
| 症状 | 推奨製品 | 理由 |
|---|---|---|
| 肝斑(左右対称のシミ) | トランシーノⅡ | トラネキサム酸750mg、複数のRCTで実証、肝斑に特化 |
| 一般的なシミ・そばかす | ハイチオールCホワイティア or トランシーノホワイトCクリア | L-システイン + ビタミンC、汎用性が高い |
| 全体的なトーンアップ | ハイチオールCホワイティア | ビタミンCの抗酸化作用、ターンオーバー促進 |
| ビタミンC集中補給 | トランシーノホワイトCプレミアム | ビタミンC 2000mg |
| 重度の肝斑 | 処方薬(トラネキサム酸500〜750mg) | 高用量、医師の診断・経過観察あり |
重要なポイント
- 症状に合った選択: 肝斑にはトラネキサム酸、一般的なシミにはL-システイン + ビタミンC
- 継続が必須: 2〜3ヶ月の継続で効果を実感できます
- 外用薬との併用: 内服だけでなく、外用薬(ハイドロキノン等)との併用が効果的
- 副作用に注意: トラネキサム酸は血栓症既往者は使用できません。ピル併用は慎重に判断してください
- 処方薬という選択肢: 重度の肝斑や確実に治療したい場合は美容皮膚科で処方薬を検討
美容内服は体の内側から肌質改善を目指す有効な方法ですが、紫外線対策(日焼け止め)やスキンケアとの併用が不可欠です。自分に合った製品を選び、継続的なケアで透明感のある肌を目指しましょう。
参考文献
- トラネキサム酸 - Wikipedia
- 肝斑におけるトラネキサム酸のエビデンス - CiNii Research
- トラネキサム酸の効くメカニズム - 第一三共ヘルスケア
- ビタミンCとL-システインのサプリメント - 三共ファーマ
- ハイチオールとトランシーノの違い - EPARKくすりの窓口
- トラネキサム酸の長期服用と血栓リスク - マーチクリニック
- トラネキサム酸とピルの併用 - ルサンククリニック
- 美容内服薬の効果タイムライン - グレースベルズ
免責事項
本記事は医学的知見に基づき作成されていますが、個別の診断や治療の代替となるものではありません。美容内服薬の使用を検討する際は、医師または薬剤師に相談してください。特に血栓症の既往、ピル服用中、妊娠・授乳中の方は、必ず医師に相談してから服用してください。
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